「加藤清史郎君はライバルです！」　いま、芸能界はちょっとした子役ブーム。車のＣＭで“こども店長”としても人気抜群の清史郎君（９）を話題にしたら、きっと毎回、彼の名前が取材のときには出てくるのだろう。ニヤッとして、ちょっと冗談まじりに答えた。

　濱田龍臣（たつおみ）君（１０）は、小学校４年生。清史郎君が昨年、ＮＨＫ大河ドラマ「天地人」で直江兼続の幼少期と兼続の長男を演じ注目されたのと同じく、龍臣君も今年、「龍馬伝」で坂本龍馬の幼少時代を演じ「あの子は誰？」と人々の耳目を集めた。

　目指す俳優は「もちろん、福山雅治さん！　それと、嵐の大野智さん」とハキハキ。大野とは連ドラ「怪物くん」（日本テレビ系）で共演して、「演技も踊りもできてすごい」とあこがれる。

　アフレコを終えた龍臣君は「ふ～、難しかった。口を合わせるのがうまくいかなくて、１０回くらい録った」と苦笑い。でも、すぐに「“濱田くん”は前向きな男の子。僕も明るくて前向きだからぴったり。ユウナも元気で明るく、とりあえず（笑）、理想の女の子かな」と喜んだ。

　■サッカー選手、棋士も興味

　「孫の誰かをテレビに出したい」というおばあちゃんの願いを受けて、２歳からエキストラの事務所に入った。ドラマやＣＭで活躍するが、俳優をやらなければ、将来は「サッカー選手か棋士になりたい」という。サッカーは週３回、コーチングスクールに通う熱心さ。父親の趣味に合わせた将棋については「小１からやっています。お父さんには１回勝ったことがある。小学校では無敗です」と胸を張る。子供らしからぬ趣味の一方で、「昔はウルトラマンになりたかった」とかわいい素顔ものぞく。

　（松本明子／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

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　■はまだ・たつおみ　２０００年８月２７日、千葉県生まれ。ドラマは、フジ系「まるまるちびまる子ちゃん」、ＮＨＫ「龍馬伝」、日本テレビ系「怪物くん」など。映画は今年「必死剣鳥刺し」に出演。「ウルトラマンゼロ　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ　超決戦！ベリアル銀河帝国」が１２月２３日から公開される。